婦人科(女性アスリート向け)

女性アスリートが直面するお悩みに対して女性医師(日本スポーツ協会公認スポーツドクター)がご相談させていただきます。
当院では外傷だけでなく、女性アスリートの婦人科領域における診療も行っております。生理痛がひどい(月経困難症)、生理前のいらいら、体重増加、むくみ、胸が張る等(月経前症候群)、3か月以上月経が来ない(無月経)、15歳になっても初経が来ない、試合に合わせて生理をずらしたい(月経調整)などでお悩みの女性アスリートの方は一度ご相談ください。また、女性アスリートを対象に検診(自費)も行っております。(婦人科問診、診療、身体測定、胸部レントゲン、骨密度測定、採尿、採血、エコー検査)。
(第二、第四土曜日のみ診療しております。)
※初診の際、以下の問診票に予めご記入の上、持参いただくとスムーズに診察ができます。
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婦人科(女性アスリート向け)に関するQ&A

Q アスリートと婦人科ってどういう関係があるの?
運動によるエネルギー消費量が食事によるエネルギー摂取量を上回る状態が続くと、低栄養や低体重、ホルモン分泌の低下を引き起こします。この状態が長く続くと月経不順から無月経へと症状が進行していきます。また長期間の無月経はエストロゲン減少により骨密度が低下し骨粗鬆症や疲労骨折の原因となることがあります。
Q どういう場合に婦人科を受診した方がいいの?
15歳で初経がない場合を遅発月経、18歳で月経がない場合を原発性無月経といいます。また、BMIが17.5を下回る場合は月経不順や無月経になる可能性があります。3ヶ月以上月経がこない状態を続発性無月経といいます。これらに当てはまる場合には婦人科受診が必要です。
Q 無月経と疲労骨折の関係は?
疲労骨折に影響を与える因子は、身体の柔軟性や骨格のアライメント、骨量、ホルモン等の内的因子、トレーニング量・強度、技術等の外的因子に分けられます。これらの因子のうち、一般女性と比較し女性アスリートでは無月経の頻度が高く、低エストロゲン状態は骨量低下をもたらすため、無月経と疲労骨折には関連があると言われています。
Q 試合と重ならないように、月経をずらすことはできますか?
できます。月経調節は次回の月経のみを調節(早めるまたは遅らせる)する一時的調節法と、長期的な月経周期調節目的で低用量ピルを服用する継続的調節法があります。ピルは最大筋力(瞬発力)や有酸素性能力(持久力)には影響を与えません。
Q 月経前症候群や月経痛を改善できますか?
月経前の身体的・精神的不調や、月経痛のため、試合に最高のパフォーマンスが発揮できないことがあります。低用量ピルを継続的に服用すると、月経前症候群や月経痛は軽減します。月経終了直後から数日後に主観的なコンディションがよいことを自覚するアスリートが多いため、試合の前に月経を終わらせておくこともできます。
Q ピルはドーピング禁止薬剤ではないですか?
低用量・中用量ピルともに、現在はドーピング禁止薬剤ではありません。反対に漢方薬は副作用も少なく婦人科でもよく使われますが、複数の生薬の組み合わせであり、禁止物質が含まれている可能性があるため、アスリートでは気をつける必要があります。
Q 婦人科受診すると必ず内診がありますか?
まずは問診から始めます。必要があればクリニック内で内診や経腟超音波もできますが、希望されない場合には、内診はなくても処方は可能です。

【女性アスリートの皆様】

婦人科で出来るヘルスケアをより多くの女性アスリートに知っていただき、より良い競技生活、優れた成績、その後の健康な生活に繋げていただければ幸いです。